日本銀行作成のフィンテック特集号-金融イノベーションとフィンテック-(2018年2月7日)を読みました。
「概要資料」と「全文資料」とで二つ掲載されているけど、どちらも内容が充実しているし、とてもわかりやすいしで、特に日本と他国の状況がちゃんと整理されているから、仮想通貨やる人は全部よんでおいたほうが良いですよという感想を持ちました。(この手のやつは概要だけ読んで済ますことが多いけど、これはそれぞれ学べることがあるので両方読んだ方が良さそうです)
以下特に印象に残った箇所を、数点書き留めます。(印象に残った順)
ビットコインの取引対象通貨のウエイト
本文では、
取引に占める日本円のシェアは 2017 年以降増えている(図表 3)。
で言及が終えられている図。 2017年は、人民元のウエィトが急速に下がってきて、日本円とウォンでの取引が増えてきて、ビットコインの価格は急上昇するけど、2018年はじめにビットコインの価格は一旦天井をつける。2019年には、これがどのような図になるのか、とても楽しみ。
また、この図の内容と各国の法規制とかを絡めた内容の本があれば読んでみたい。
主要国における現金流通残高
日本は、現金流通残高圧倒的。 スェーデンみたいに、現金をほぼやめた国とか、インドのように高額紙幣をやめた国とか、中国のように電子マネーが便利なのでそちらに移行しつつある国とか。
日本はある意味、仮想通貨先進国だけど、現金大国でもある。日本は仮想通貨での決済が根付くのは、他の国に比べてハードルが高そう。(個人の感想です)
海外における仮想通貨やICOにかかる規制の動き
内容は、ICOについて紹介し、各国の状況をまとめ、ICOのリスクとメリットがまとまっている。
個人的には、ICOは全然わからないので、もう少し学ばないといけない。
まとめ
日銀のレポート素晴らしく、下手な本よりもよほど高度で勉強になりました。
また後日熟読します。