Google Colaboratoryの有料プランが、これまでの定額使い放題から、クレジット制に移行となりました。
変更点を確認したいと思います。
料金
これまでと変わらずに、Colab Proは月あたり1,072円、Colab Pro+は5,243円となっています。(https://colab.research.google.com/signup?utm_source=faq&utm_medium=link&utm_campaign=seems_too_good)
それにより、Colab Proは100コンピューティングユニット、Colab Pro+は500コンピューティングユニットというGPUを使用できるクレジットがもらえます。
GPU
GPUのクラスで、標準を選ぶとT4
— カレーちゃん🍮 (@currypurin) September 29, 2022
プレミアムを選ぶと、V100かA100が通常は選択される。https://t.co/AyIaJPj3Hv pic.twitter.com/Er6GMTKbf2
GPUは、notebook起動時の「標準」と「プレミアム」の選択に応じ、「T4」か「V100 or A100」が通常は与えられるとのこと
コンピューティングユニットの消費
この数字間違っていたようです。複数セッションの値でT4のコストも加えて表示されていた。
— カレーちゃん🍮 (@currypurin) September 30, 2022
A100は13.08
V100は5.36
標準のメモリもハイメモリも共通だと思います。
Colab Pro+のアカウントで試してみたところ1時間あたり次の消費量でした。
T4: 1.96
A100: 13.08
V100: 5.36
うへ、いつの間に?!
— yu4u (@yu4u) September 30, 2022
Colab Pro+が単に毎月一定のコンピューティングユニットを購入するプランになった、メモリが多いのとバックグラウンド動作以外は都度購入するのと同じ…?
ちなみにTPUしか使ってないんだけど、1時間2消費するので、約10日分… https://t.co/b54PtXbof7 pic.twitter.com/6xE6P6HmYR
TPUは1時間約2の消費でした。
1ヶ月あたりどれぐらい使えるか
Colab pro+の500コンピューティングユニットで計算すると
- A100を使うとすると、約38.2時間 (500/13.08)
- V100を使うとすると、約93.3時間 (500/5.36)
これまでの、ずっとV100やA100を使えていた環境とは大きく変わりそうです。
感想
GCPでA100、40GBがプリエンプティブルでおよそ1.1ドル/hなので、たまに落ちても良いならこっちを使うことになりそう。
— カレーちゃん🍮 (@currypurin) September 29, 2022
画像生成を試してみる人が増えてきたことにより、格安なcolaboratoryをを使う人が増えてきたので、この制限もしょうがないかもしれません。 この金額だとすると、GCPでインスタンスをスポットで借りた方が安いです。 これからは少し割高だけれどすぐに使えるGoogle Colaboratory、格安なGCP(Google Compute Engine)のスポットインスタンスという使い分けになってくると思います。