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技術書典4で良い本を作りあげ、たくさん売るために心がけた10のこと

この記事は、noteで公開した記事を修正して公開しています。


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技術書典に初参加でしたが、印刷したkaggle本300冊の完売を達成し、note.muでのpdf版の販売では400部を売ることができました。

kaggle本を書き始めた時はまさか700も売れるとは思っていなかったけど、色々な仮説をたてて、執筆と宣伝を行い、なんとかここまでの売り上げとなりました。 どのような戦略で本を執筆や宣伝し、売り切ったのかをここに記載します。あくまで全て仮説ですので、ツッコミや賛同のコメントなどお待ちしています。

以下、良い本を作ってたくさん売るためにたてた10の仮説を記載し、その後に私のKaggle本では実際にどのように、実践したかを書きます。

10の仮説

1. コンテンツ

まずは、自分が書きたいテーマを決めます。
書きたいと思ったテーマは、自分が大量の時間を投入してまでも書きたいテーマなので、他にも魅力を感じる人がいるテーマであるのは間違いないです。 人気が出そうなテーマよりも自分が書きたいものを選ぶことが大事です。
そして、そのテーマを、誰にどのように届けたいのかを考え抜きます。

例えば、次のようなことです。
・対象とする読者は素人なのか玄人なのか
・その情報を購入すると何が得られるのか
・競合となるものはあるか、市販の書籍はあるか
・自分だけが提供できる価値はあるのか
ここを、サボると書いている途中で軌道修正が必要になって、時間がとてつまなくかかることになるので、絶対に妥協してはいけないポイントで、この項目は、2以降の項目よりも格段に大切です。最低限コレさえ押さえておけば、悪くない結果が出るでしょう。

2. 書きながら価値を提供する

原稿を書きながら、毎日、何を書いたかなどをツイートやブログに書いて、価値を提供し宣伝します。
決して、書きあがってから宣伝しようなんて思ってはいけません。それだと圧倒的に遅いし、とてももったいない。書いている途中で、まだ世に出ていないその本を熱く宣伝できるのは、世界中でただ1人だけであり、それだけでも絶対に価値があります。

3. 想定読者と一緒にコンテンツの一部を作り上げる

本を自分だけで作る必要はありません。本の一部を読者と一緒に作り上げましょう。
例えば質問を募集してQ&Aをコンテンツの一部にしてしまうとか、何かを一緒に作りあげるとかです。

4. 被チェック数を気にしすぎない

技術書典には、お気に入りのサークルを保持するサークルチェックという機能があり、サークル主は自分がいくつチェックされたか (被チェック数) を見ることができます。これはあくまで目安なので、あまり気にしないようにします。

この関連で、twitterからのリンクは、技術書典公式サイトにではなく自分のサイト(ブログなど)に張るようにします。当然ながら技術書典公式の自サークルのページよりも、自分のブログの方が、自分の本の価値を伝えられるからです。自分のブログはそのためのレイアウトにできますしね。

自分のサイトに来てもらって、こんなに魅力的な本を書いているから、良ければ技術書典公式サイトでチェックしていってねという流れにします。

5. twitterを最強の宣伝ツールとして使う

自分の本を知ってもらうのに、twitterは無料で使える最強の宣伝ツールです。どうすれば有効に自分の本の情報が伝えられるか考えぬきましょう。

例えば、本の一部分を公開するとか、目次を公開するとかなど色々な方法があるはずです。

この関連で、毎日被チェック数のことばかりつぶやくのが本当に良いのか検討した上でつぶやきます。フォロワーはツイート主の被チェック数に興味がないケースが多いと思いますがどうでしょうか。

また、twitterには、twitterカードと言われる、リンク先の画像が表示される機能があるので、これをうまく使います。クリック率が全然変わるし、twitterカードの方が本文よりも伝えられたりします。
参考1:ツイートにページ情報を表示する「Twitterカード(Twitter Cards)」を設定してみた
参考2:ブログの画像を変更して、固定ツイートに表示される画像を変更する方法

6. 書評をお願いして公開する

完成が近づいたら、書評をお願いして、書いてもらい、公開します。
・その分野の有識者
・自分が全く面識がない人
に書いてもらうと、一般の読者に訴求できるでしょう。
自分が普段から仲良くしている人などに、プラスの評価の書評を書いてもらってもほとんど意味がありません。そのような宣伝は読者はすぐに見抜きます。

7. 想定しない読者を明確にする

残念ながら、全員に良い顔はできません。
「あなたもこの分野に興味はもっているだろうけど、残念ながらレベルが違うので対象じゃないんだわ」ということを、明確にアナウンスします。
本当はその方にも買ってもらえば売り上げにも繋がるんですが、一度なくした信用は絶対に戻りません。なくなく対象じゃない旨アナウンスしましょう。

8. 無料で多くを提供する

試し読み版などで、できるだけ無料で価値を訴えるようにします。試し読みが外部のサイトになってしまう場合は、外部のサイトに飛ばない人もいるので、そのページだけでも試し読みに近いことができるようにします。


ここからは、pdf版を売るための仮説です。 (pdfの販売自体が意図せずに結果的にこうなったものもかなりあります。)

9. 利便性が高く人気のあるプラットフォームで公開する

電子版の良いところは、更新できたり、後から補足説明ができたり、価格を変更できたり、読者がワンクリックで買えたりと色々あります。このように利便性が高く盛り上がっているところで売ることが大切です。

いまなら、note.mu が断トツだと思いますが、半年後はどうでしょうか。クリエイターはその時に自分が使いたいサイトを使えば良いのです。

10. インフルエンサーの人にアピールしてもらう

その分野の有識者や、フォロワーからの信頼があつい人に宣伝してもらいます。これをどのようにしてもらうかは、知り合いじゃない限りは、なかなか難しいです。
(これはnoteなどでの電子版の販売にはとても効くと思います)

kaggle本で上記の仮説をどのように実践したか

1. コンテンツ

Kaggleが好きだけど、まとまった書籍の情報がないので、kaggleについて書くことは簡単に決まりました。

あとは、誰にどのように届けるかです。

機械学習の実力があっても、英語の壁からKaggleをやりたいけどやれないという人に数名話を聞くことができたので、この壁をなくす本をつくることにしました。

ちなみに、「【図解】Kaggleのチュートリアル」というタイトルで1ヶ月くらい前まで書いていたのですが、【図解】を増やすことが難しくて、「Kaggleのチュートリアル」というタイトルに最終的になりました。

2. 書きながら価値を提供する。

書いている内容をブログで公開していきました。例えば、

Kaggle入門その1 とか、KaggleのGrandmasterやmasterの条件や人数について調べたので、詳細に書きとめます。

など。です。

また、書きかけの内容で勉強会を開催し、自分の本に足りない内容を認識し内容を増やしました。

3. 想定読者と一緒にコンテンツの一部を作り上げる

scikit-learnのチートシートを読者と作り上げて、そのチートシートを本の裏表紙にするという企画をやりました。結果的に間に合わずに落ちましたか、出来上がっていれば更に売れたでしょう。

4. 被チェック数を気にしすぎない

被チェック数はなるべく気にしないようにし、本の内容だけに集中するようにしました。twiitterで被チェック数をつぶやくのも技術書典の数日前からにしたはずです。

5. twitterを最強の宣伝ツールとして使う

googledocsで書いていたこともあり、簡単に文字数が取得できるので、毎朝自動でその時点の文字数をつぶやくようにしました。以下は実際のツイートです。これによりたまにリツーイトをもらえるし、リアルの友人にもはっぱをかけてもらうことができます。

参考:Googleドキュメントによる執筆量自動管理システムを使ってみた

twitterでの宣伝については、以下に書いたように、書評の公開や、twitterカードを用いた宣伝などもしました。

6. 書評をお願いして公開する

twitterでお願いして、立候補いただいた方に書いてもらいました。現状の内容での良いところと、本の改善点が入っている内容であり、最高の書評を書いてもらうことができて驚きました。

7. 想定しない読者を明確にする

機械学習を既にやっていてKaggleも参加済みである方は、残念ながら、本書の想定読者でないことを明確にしました。

機械学習をはじめてやりたい人やKaggleに初サブミットしたい人にはお勧めしますってのと、機械学習を既にやっていてKaggleもサブミットした方には全くお勧めではないですという本です。

参考:技術書典4でKaggleの本を書いた理由

8. 無料で多くを提供する

twitterで目次を公開、ブログで1章、2章を公開し、最終的にはpdfで3章までを公開しました。

目次を公開した時と、2章を公開した時はややバズりました。

9. 利便性が高く人気のあるプラットフォームで公開する

これは、今はnote.mu一択だと思うので、pdfを販売するサイトをどこにするかは全く迷いませんでした。

10. インフルエンサーの人にアピールしてもらう

これはもう運としかいいようがないのですが、こんな感じで反応してもらうことができました。

まとめ

以上が、仮説を立てて実行した10のことで、これが良かったのか、たまたまなのかはわかりませんが、紙の本300冊が完売、pdf版400部を販売することができました。

もしかしたら、書いたテーマが良いだけかもしれないので、次回の技術書典ではkaggle以外のテーマで本を書いて、検証できればと思います。

ツッコミなどもお待ちしています。

技術書典4の収支については、次のリンク先で有料で公開しています。 技術書典4でkaggle本300冊とpdf400部を販売した収支を全て公開します。|カレーちゃん|note